大分ー東京 片道


めっきり寒くなってきたなぁ。
原チャリに乗ってるとき、歩いている人との服装が全然違うのを見て、季節を先取りした気分になっている。
家の中にいるときは、半袖、外を歩くときは薄手のジャケット、原チャリ乗るときはブルゾン。

四季の中でもっとも洋服選びが楽しい季節。


そんな今日この頃。
夕方から仕事だったので、午前中にTABちゃんと県立図書館に行ってきた。
色々な本があるので、探していた本を見付けるまでにはかなり時間がかかったが、
まぁ目的に近い本を見付けることができ、それなりに満足。
TABちゃんの愛娘ミサキちゃんも、お気に入りの絵本等を手にして満足していたようだった。

3人で館内のレストランで食事した後は、タバコを吸って今日の任務を終えた。




家に帰ってソファに横になりながら土曜日にsatoshiと一緒に作った
ゆるめのコンピCDを聴いているとき、電話が鳴った。


電話の相手は不思議系小動物のえみちん
彼女とは前の職場で知り合い、とても仲良くなった。もちろん宏美とも凄く仲が良い。
そんな彼女が今日、東京へ引っ越すことに・・・。 その挨拶の電話だった。
前々から東京に引っ越すことになるということはわかっていたのだが、急なことだった。
今、電話があって今日引っ越すって・・・。


電話では、「東京に旅立つ前に借りてた本と、CDを返したい」と言っていた。
僕はなんの本だったか、なんのCDだったかはよく覚えてなかった。

1時間程ソファでCDの続きを聴いていた頃、インターフォンが鳴り、玄関にはえみちんが立っていた。


こんな僕に涙ながらに、お礼を言いながら別れの挨拶をする彼女を見て、僕にもこみあげるモノがあった。
僕は彼女に、「頑張れよ」とか「淋しくなるなぁ」とか、そんな安っぽい月並みな言葉をかけるしかなかった。
出発の時間が迫っていたこともあって、長居はできず「ありがとうございました」と言って、彼女は帰って行った。


なんとも短い別れだった・・・。


送別会の一つでも開いてあげたかった。
お酒でも飲みながらこれからのことを話し合ったりしたかった。

東京なんて飛行機に乗って行けばすぐだということぐらいわかってる。大人だし。
だから永遠の別れではないってこともわかってる。
気が向けば帰って来れば良いことだし、東京に行くときに連絡すればすぐに会える。

でも、こういうのって理屈じゃない。

距離の近さを感じることができるのは、見送る方であって、見送られる方じゃない。
距離の遠さをひしひしと感じるのは、見送られる方であって、見送る方じゃない。


彼女は彼女なりに悩んだ結果、大分を離れるという決心をした。
けど、僕はそのことについて、悩んだりする必要はないのだ。
だって、行くのは僕じゃないんだから・・・。
見送る方は、必ず、その場に残る人間なんだ。



僕は彼女から返してもらった本とCD、僕ら夫婦に宛てられた手紙、それと、プレゼントを持っていた。


僕が彼女に貸していた本は、TV番組『元気が出るテレビ』の『たけしメモ』という本。
再びソファに戻り、CDの続きを聴きながら、その本を読んで、泣いた。




僕は何年か振りに笑い泣きをした。
涙が出るのは、やっぱりこれも理屈じゃないんだと思う。





あ・・・。

もし、彼女がコレを読んで、大分に帰りにくくなったりしたら、それはそれで微妙だな。




ま、いいか。

いってらっしゃい。





ここで一句
「東京の ガイドが一人 増えました」
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by NIWALAND | 2008-10-23 22:02 | friend